ご自身の両親と「お金」や「相続」のことで話し合った事ってありますか?
なかなか話し出すキッカケがないですよね~
まずは、
【簡単に家族紹介】
父ちゃん(40代)
母ちゃん(40代)
一人息子(13歳)
モルモット2匹
父ちゃんの場合は、自分自身が将来に不安を感じて家族でお金の勉強をしたことがキッカケとなりました
家計を見直して支出を減らし、将来のために長期運用をしています
インデックス投資の長期運用なので、設定してしまえばあとは放置なので楽ちんです
積立設定をしてしまえばやることがないので時間に余裕ができました。
そこで約2年前になりますが思い切って両親に話してみることにしました!
父ちゃんの両親から
両親の家(実家)の「支出の削減」「お金の流れ」を徹底的に見直した内容を紹介したいと思います!
父(80代)
母(70代)
現在は年金暮らし
持ち家です
さすがに「お金いくら持ってるの?」なんて聞けませんから時間をかけて順序立てて話していきました
まずは、
自分のやってきたことを話し、両親の今のお金の流れをシンプルに分かりやすくすることを提案しました
するとお堅い性格の父親が意外と興味を持ち始めました
話を聞くと、銀行口座がたくさんあることを知りビックリ!←お金が沢山あるという意味ではないですよ(笑)
年金が入金される口座
光熱費が引き落とされる口座
通信費などが引き落とされる口座
クレジットカードの引き落とし口座
証券会社の口座
その他かなりの数の口座あることが判明!
両親合計で10冊以上の通帳があったと思います
年金が入金される金融機関に出向き現金を引き出し、それぞれ引き落としのある金融機関に出向いて入金していました
しかも毎月…
さらにビックリしたのが、証券会社の人に勧められて購入した手数料の高い商品がいくつかありました
しかも商品内容を理解していない(笑)
投資商品に詳しい方はご存知だと思いますが、毎月配当型の商品でした…
これに関しては商品内容やメリット・デメリットを両親に説明して即解約を促しました
また、いろんな店舗でポイントカード作っていたみたいで凄い枚数…
もはやそのポイントの使い方すら理解していない(笑)
自分の感想は「これはやり甲斐ある!」でした
結論から言うと、全ての見直しが完了した両親の感想は
「今までなんて面倒なことをしていたんだろう」
「家の資産がいくらなのか把握しやすくなった」
「もっと早くから運用しておけばよかった…」
「やることが無さすぎてボケそう…」
では、見直した内容を紹介していきます
まずは収支の把握を目的とし、一人3口座に集約
収支の把握を目的として、提案した内容は「一人3口座で十分」ということです
【一つ目の口座】は「ネット銀行の生活口座」
●この口座の用途・目的●
収入(年金)と支出は全てこの口座で管理し、スマホ又はPCでいつでも残高の確認
楽天銀行で口座開設
デビットカード付のキャッシュカードで口座開設
この口座を年金の振込先に指定
お金が出たり入ったりする口座です
収入として年金や多少の不動産収入が入金され、支出は通信費・光熱費・日常の買い物などの生活費です
基本的にはこの口座の収支はマイナスにならないように生活する
【二つ目の口座】は「メガバンクで貯蓄用口座」
●この口座の用途・目的●
突発的な支出の備えや大きな買い物をするときは一時的にここから使う
三菱UFJ銀行で口座開設
口座の種類は利息の付かない全額保証型の口座に変更←利息の付く普通の口座は1000万円以上は保護の対象外になってしまいます
※外貨預金は保護の対象外なので要注意です
口座の種類を全額保護型にした理由は、不動産の売却や運用資産の売却などが発生した場合に安心して全額入金できる状態にするためでした
大きな金額をこの口座に預金する予定は元々ありませんでしたが、利息の付く普通の口座にしていても利息がたかが知れているので…
突発的なことがない限り、ネット銀行の生活口座内で生活活が賄えていることが把握できたので貯蓄用口座には3〜4年生活できるだけのお金を入金しました
【三つ目の口座】は「ネット証券で資産運用口座」
●この口座の用途・目的●
預貯金を寝かせておいても物価上昇に負け、現金の価値が目減りするため運用して資産形成
現金などの預貯金はそのままにしておくと物価の上昇や消費増税により価値が目減りしてしまいます
・今日100円で買うことができたパンが明日110円になっていたら、今日の100円は明日になると価値が減ってしまうことになります
・消費税も同じで、現在10%の消費税が15%に上がればその瞬間に現金の価値が減ってしまいます
物価上昇や増税による価値の目減りに負けないため上記2つの口座以外のお金は全て投資して運用することにしました
両親には十分な説明をした上で、大きなリターンを求めずに長期的にインデックスファンドで運用していくことにしました
※短期間でリターンを出そうとすればかなりの確率で失敗します←結果を急がないことが重要!
とは言え、両親は高齢なので毎月定額を積み立てるのではなく一括投資をしました
生活口座の収支がマイナスになるようなら、マイナス分を運用資産から取り崩す必要があるので債権や現金割合を増やす(守りながらの運用)必要がありますがトントン又はプラスであれば株式100%のインデックスファンド(攻めの運用)で良いと考えています
ちなみに、投資しているインデックスファンドは「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」です
両親の年齢を考えると現在世界経済トップの米国株のインデックスファンドでも良かったのですが、より分散が効いていて米国の成長の恩恵も受けられる世界株にしました
以上が3種類の口座です
順序としては、
上記3つの口座の新規開設申請
開設後は各引き落とし先をネット銀行に変更
数年分の生活費に当たる金額をメガバンクに集約
それ以外のお金は証券口座に送金
これが終われば今まで使っていた口座は全て解約です
資産の把握がしやすくなった!!
両親それぞれの口座は3つに集約されたので、3つの口座を合計すれば簡単に資産の把握ができます
また、毎月決めた日に集計をすると資産の増減も把握できます
両親はこんな生活に変わりました!!
【生活口座】
今まではクレジットカード又は現金で支払いをしていましたが、今ではほぼ全ての支払いをネット銀行のデビットカードで支払っています
デビットカードは支払った瞬間にその口座から引き落としがされるので楽ちんです
また、残高以上の決済ができないので使いすぎる心配もありません
キャッシュレスメインの生活が始まってから銀行やコンビニのATMにも殆ど行かなくなりました
【貯蓄口座】
基本的には動かすことのないお金なので放置です
利息が付かない全額保護型なので全く残高は変わりません
※最近の口座は口座開設後に数年間「預け入れ・入金」がないと手数料が掛かることがあるそうなので開設を検討されている方は調べてみてください
【運用口座】
世界経済が成長すればそれに準じて自分の資産も成長する商品なので、順調に増えています
運用開始後、約2年が経過しましたが増えた金額だけで中堅クラスの新車が一台買えてしまうくらいになりました
基本的にこの運用方法は購入したらひたすら放置する運用方法なので面白くありませんが、少しずつでも着実に増えてます
自分の判断で売り買いを繰り返すような運用ではないので、一般的にイメージする「株式投資」とは違います
ただし、投資でである以上「リスク」もちろんあります
こちらとしても両親に万が一のことがあった時は、金融機関を把握しているので対応しやすくなったと思っています
今は母ちゃんの両親のお金の流れを「整理・整頓」するお手伝いをしています
今では母ちゃんの両親からお金の流れについて相談を受け、「整理・整頓」のお手伝いを始めました
基本的な流れは父ちゃんの両親と同じです
現在は、全ての口座を把握して、収入(年金など)や支出を把握する段階です
収入−支出がトントン又はプラスであれば運用も考えていくことになりそうです
お手伝いした感想
それぞれの両親のお金の流れをお手伝いした感想ですが、銀行口座がたくさんありクレジットカードを複数枚所有・年金が入金された金融機関から引き落とし口座の金融機関に直接出向いてお金の移動をしていることろは共通していました
昔からの流れで当たり前になっていることを見直すことって難しいなぁと痛感しました
こちらでお金を預かったり勝手に手続きをすることはできないので、最終的には本人たちの行動力が重要です
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