新型コロナウイルスに加え、ウクライナ情勢もあり最近では頻繁に「〇〇の値上げ」といった値上げのニュースを見ることが多くなりました
そのニュースで「物価の上昇」「インフレ」という言葉をよく耳にしますがいったいどのようなことなのか。
今回は、ザックリですがインフレ(物の値段が上がり、お金の価値が下がる)について紹介します
よく聞くインフレリスクって?
簡単に言うと、物の値段が上がってお金の価値が下がる
これがインフレです(逆はデフレ)
世界の中央銀行の大半がインフレ目標を2%前後に設定しています
日本の中央銀行にあたる日銀もインフレ目標を2%に設定しています
これだと、2%ずつ物価上昇していくと我々消費者側としたらデメリットでしかなさそうですよね…
ですが、景気の安定には2%のインフレが望ましいなんて言われています
このほうが、世の中のお金がまわり企業も儲かり給料も増えていくらしいですよ!
安倍元総理の時に「アベノミクス」とか「三本の矢」とよくニュースで流れていた時に、「2%に達してない」「2%には程遠い」なんてよく聞きませんでしたか?
その2%ってこの2%なんです!
結局20年以上もデフレ(インフレの逆)から脱却できず、会社も儲からず給料も上がらずみたいな不景気がダラダラと続き、とどめを刺すようなコロナ…
ダラダラずーっとデフレ…こんな国、先進国では日本くらいみたいです😢
日本は約30年間インフレになっていませんが、アメリカはこの30年間で物価(インフレ率)が2倍になっています!
とは言え、長ーーーい期間を見るとインフレがわかりやすくなります
現在はハガキを送るのには、63円必要ですよね〜
ハガキの料金を10年ごとに遡って見ていくと
2021年 63円
2010年 50円
2000年 50円
1990年 41円
1980年 20円
1970年 7円
遡りすぎてもきりがないのでこの辺で😁
50年前に7円払えば出来たことが、現在では63円必要なんです
これが物の値段が上がり、お金の価値が下がるということです
「良いインフレ」と言われるのが、物の値段が上がり給料も一緒に上がっていく
逆に「悪いインフレ」は物の値段が上がっても給料は上がらない←今がそうですね…
超低金利の現在は、銀行ではお金が増えないしのに物の値段が上がってしまうリスクがあるので預貯金やタンス預金ではリスクが高いですよね!←銀行でお金が増えるペースより物の値段が上がるペースのほうが早くなっている気がしませんか?
今後、毎年インフレ率2%が継続した場合を「72の法則」を使って計算すると、
72÷2%=36
36年後に物の値段が倍になり、現在のお金の価値が半分になるということです
タンスに100万円を入れておいた場合、
タンスに入っている100万円は36年後ももちろん100万円のままですが、現在100万円で買えた物が36年後には200万円になっているということです。
これがインフレリスクです!
前回の記事で消費増税によるお金の価値の目減りについて書きましたが、このインフレについても同じことが言えると思います。
銀行の定期預金(0.002%)が殆ど利息の付かない現在で、物の値段が毎年2%上がれば完全に価値はマイナスになりますよね!インフレ率以上の利率で資産が増えていかないとお金の価値は下がると言うことです。
これも、「増える見込みはないのに、インフレにより価値が目減りする可能性がる」なのでリスクですよね!!!
ハイパーインフレ?
ハイパーインフレって聞いたことありますか?
言葉のとおり、ものすごいインフレってことです
ロシアの通貨ルーブルがハイパーインフレの危機!というような記事も最近見かけました…
ジンバブエで起きたハイパーインフレが有名ですが、なんと前月比796億%のインフレ!!!
桁が凄すぎてよくわかりませんが、一日で物価が倍になる計算です…二日目はその倍
今日1000円だった物が明日は2000円、明後日は4000円・3日後8000円・4日後16000円
5日後32000円・6日後64000円・7日後128000円
「じっくり考えて一週間後にまた買いに来よう!」
なんてやっていたら大変です。1,000円で買えたものがたった一週間で128,000円に…
スーパーでレジに並んでいる間に値段が跳ね上がると言われていたほどです…
チャチャ丸家では一定以上の預貯金以外は投資信託で運用しています。アメリカを中心とした株式の投資信託で運用していますが、年平均7%程のリターンがあるので銀行の定期預金(0.002%)に比べると平均で3500倍のリターンがあります。まだまだ日本はデフレですが、インフレに対応するためにも一部を運用するのもありだと思います。
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