最近なにかと話題のNISA
2024年から始まる新NISA、生涯投資枠が1800万円!
と言われてもどうすればよいのか…どのように将来を考えればよいのか…
投資は絶対これ!という正解はないので余計難しいですよね~
ここでNISA仕組みではなく資産形成の考え方を紹介します
40代夫婦(共働き)チャチャ丸一家の考え方を紹介
まずは「目標を決める」です
例えば、
※チャチャ丸父ちゃんが65歳までに資産形成を終わらせる
※65歳以降は公的年金とプラスアルファ年金で毎月30万円の収入を得る
※父ちゃんと母ちゃんの公的年金の合計が月額20万円(年額240万)になるまでフルタイムで働く
※月額10万円を終身で受け取れる自分年金を作る(3000万円の運用資産をつくる)
以上のようなザックリ目標を立てました
まず現実的かどうかは別として、この目標が達成できればどうなるか
※チャチャ丸父ちゃんが65歳になった時点で仕事を辞める選択肢を獲得することができる
※65歳以降は生涯にわたり毎月30万円で生活できる
※毎月の30万円を使い切って生活しても3000万円の運用資産が残っているので万が一のことがあっても資産を残せる
すごい贅沢ができるかわかりませんが、ゆとりのある生活は送れそうですよね~
目標をより現実的に近づける!
ここから少しずつ現実的に近づけていきます
チャチャ丸一家は父ちゃんが45歳の時にライフプランを作成したので65歳まで20年間あるとして考えます
老齢厚生年金の夫婦合計を月額20万円に!
バブル期は旦那さんが働き、奥さんが家庭を守る
こんな世帯が大半だったと思います
バブルが弾けて30年以上が経過した現在は夫婦共働き世帯の割合が多いと思います
ちなみに、
チャチャ丸一家は夫婦共働き(夫婦でフルタイム)です
さて本題に
御自身の誕生日月に郵送で送られくる「年金定期便」で先々の年金額が予測できます
【40代以下の年金定期便】
40代以下の方に送られてくる年金定期便には今まで支払った厚生年金に応じた金額が記載されています
簡単に言うと、今まで払った厚生年金で65歳時に受け取れる年額が記載されている
直近数年の年金定期便を比べると1年間でどれくらい年額が増えているか確認できると思います
これを基に何歳の時にいくらくらいになっているな~とイメージできると思います
【50歳を超えてからの年金定期便】
50歳を超えると今と同じ水準で60歳まで厚生年金を支払った場合に65歳から受け取れる年額が記載されています
簡単に言うと、このまま給料が変わらずに60歳まで納めると65歳時に受け取れる年額か記載されている
途中で仕事を辞めたりすれば記載されている金額より低くなります
共働き夫婦で合計月額20万円は無謀な目標ではないと思います
プラスアルファの自分年金で月額10万円つくる(資産形成期間)
これは投資で運用資産をつくります
月額10万円の場合は65歳までに3000万円の運用資産が必要
計算方法(3000万円の根拠)
目標生活資金(今回は30万円)-夫婦の厚生年金合計(目標は20万円)=不足分(今回は10万円)
不足分10万円×12ヶ月×25年=3000万円
まず、商品が豊富なネット証券でNISA口座を開設し、手数料の安い米国のインデックスファンドで運用します
過去を遡ってみても米国の経済成長率は平均的に年率7~10%程で成長しています
長期間に渡ってこの波に乗るイメージです
毎月6万円を米国のインデックスファンドに20年間投資します
※夫婦でそれぞれ3万円ずつ同じ商品に投資
この期間を平均的に7%で運用できたと仮定して、20年後の運用資産は3045万円になります(夫:約1500万円 妻:約1500万円)
毎月6万円で20年間だと投資元本は1440万円なので1605万円増えていることになります
NISAの凄いところはこの増えた1605万円が非課税なので税金が引かれません(通常の特定口座で売却した場合は20.315%の326万円の税金が引かれます)
※長期間で見た場合平均的に7%は期待できると思いますが、実際にはキレイに毎年7%と言うことはあり得ません。大きくプラスの年もあれば大きくマイナスの年もあるはずです。あくまでも年平均リターンです
これで3000万円の運用資産の道のりが出来ました
ここからが重要!!
プラスアルファの自分年金で月額10万円つくる(取り崩し期間)
終身年金で毎月10万円得るための最重要ポイントです!
※終身年金として紹介していますが絶対ではありません。終身年金になる可能性が非常に高いといったニュアンスで捉えて下さい
出来上がった3000万円の運用資産は運用したままにします
つまり、年平均7%で運用しっぱなしと言うことです!
先々の値動きは誰にもわからないので、ここでは過去の経済成長を基に毎年7%で運用できたものとして説明します
1,出来上がった3000万円の運用資産から4%分の120万円だけを売却し毎月10万円を生活費に充てます
2,1で3000万円は2880万円になります(3000-120=2880)
3,2880万円が7%で運用され1年後には3081万円になっています
4,3081万円から前年同様120万円分だけを売却し毎月10万円を生活費に充てます
5,4で3081万円は2961万円になります(3081-120=2961)
6,2961万円が7%で運用され1年後には3168万円になっています
7,3168万円から前年同様120万円分だけを売却し毎月10万円を生活費に充てます
8,7で3168万円は3048万円になります(3168-120=3048)
もうお分かりいただけると思いますが、作り上げた運用資産から毎年120万円分を取り崩しているにも関わらず資産は減るどころか増えているんです
それもそのはずで、年間7%で運用している資産から4%だけを売却しても理論上は減らないんです
運用資産3000万円と貯金3000万円では雲泥の差
これを貯金で3000万円貯めて年間120万円(4%分)を取り崩して使っていけば4%×25年で100%、つまり25年後には貯金は底をつく
これでは終身年金じゃなくなってしまいます…
この理論が不安な方は「4%ルール」「トリニティスタディ」と検索してみて下さい!
アメリカのトリニティ大学の頭の良すぎる人たちが、過去のデータに照らし合わせて4%の取り崩しで資産が残っている確率を表にしています
このデータは過去に起きた金融ショック(ITバブル崩壊・リーマンショックなど)も含めて試算しているので「良いとこ取り」のデータではないんです!
父ちゃんが思うこの考え方の最大のメリット
【100歳まで長生きしても】
毎月30万円の生活が送れる
3000万円の運用資産は減らずに増えている
【もし夫婦どちらかに万が一のことがあったら】
3000万円(多分もっと増えている)の運用資産は残った側がそのまま運用を続けられる
※どちらかが亡くなっても相続として残った配偶者に名義変更ができる
つまり、毎月の10万円と3000万円の運用資産を残す(引き継ぐ)ことができます
夫婦でそれぞれ3万円ずつの投資に分けているのは、夫婦の片方だけが大きな資産を作ってしまうと亡くなった場合に相続税が発生する可能性があるので資産を夫婦で分散する目的で分けています
【残った配偶者に万が一のことがあり子供だけになったら】
子供に3000万円の運用資産を残すことができる
子供には自分の実行している資産形成のAtoZを教えておけば、子供は自分の資産を形成し更に親からの資産を受け取ることができる←子供の老後も安泰
米国株式は4%ルールが使えるけど全世界株式は???
前述したトリニティスタディは米国株式インデックスファンドを保有している場合のデータです
資産の寿命を延ばそうとすると
米国株式は4%ルール
全世界株式は3%ルール
で計画を立てると良いと思います
以上、ザックリ紹介してきましたが個人投資家でインデックス運用をしている人はこんな感じの老後プランを計画している割合が多いと思います
短期間で大きなリターンを求めるのはNG
インデックス運用の大原則は
・長期
・分散
・積立
です
世界経済はゆっくりでも着実に成長しています(特にアメリカ)
ただその波に長期間乗るだけでいいんです
急いで短期間に大きなリターンを得ようとすると高い確率で失敗します
ゆっくりでも資産が増えていけば将来の不安が少しずつ減っていくものです
また、将来が少しずつ楽しみになっていきます
今回は45歳が65歳まで(20年間)のシミュレーションでしたが、若ければ若いほど無理なく資産形成ができます
大学卒業後して22歳から65歳まで上記の投資方法を実行すれば、月々3万円の投資でも65歳時点で9202万円になっちゃうんです←億万長者一歩手前
今回のシミュレーションは将来を保障するものではありませんが、ノープランで老後を迎えるより遥かに豊かな未来になるはずです
頑張りましょう!!!
面倒なことは先送りにしない!
明日やろうは馬鹿野郎です!
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